シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
2016年1月7日

花井 綾美さんの写真

七草がゆの日。
30過ぎて今だ食べ盛り息子がまだ東京へ帰らないわが家は、またまた肉です。
さすがに少々萎えながら、肉の塊に塩こしょうとハーブとニンニクをすり込み、
野菜と一緒にダッチオーブンにポン。
チョー手抜きながらおいしいのは「鉄と火」のおかげです。
「豚のローストローズマリー風味」と言えばおしゃれですが、
家庭の料理におしゃれはいらない。
うまい食材と勢いがあればよろしい!と思います。

2015年11月29日

どんぐりクッキング1

どんぐりクッキングに参加しました。
太古の昔から、私たちが食べてきた木の実です。
「どんぐりがあったから人類は生き延びてきた」という
学者の言葉もあります。
どんぐりとは、ブナ科の樹木の果実の総称(俗称)です。
したがって種類も約20種類と多いのですが、
おいしく食べられるものとなると少ないようで、
きょうは、中でもおいしい「マテバシイ」を使いました。

生でも食べられるというので、まずはペンチで殻を割ってモグモグ。
思ったよりもアクもなく、生のピーナッツを食べるような食感。
次には、フライパンでコロコロと転がしながら炒ります。
パチッと殻がはじけたら、割って実を取りだし、これも食べてみます。
えぐみもなく、香ばしい香りでおいしく食べることができました。

どんぐりクッキング2

そして、ここからがクッキングの本番。
一晩水に浸けておいた実を熱湯で約10分茹でます。
(水に浮いた実は中がスカスカで食べられないので除きます)
茹で上がったら、実を殻から取り出してすり鉢でつぶします。
どんぐりクッキング3

これを団子状にして、約15分蒸したものが「どんぐりだんご」。
きな粉をまぶして食べましたが、もちもちとした食感で、
思わず「もう一つ!」と言いたくなるおいしさ。

どんぐりクッキング4

すりつぶしてペースト状になった実に、小麦粉、バター、砂糖を加えて
160℃のオーブンで約20分焼いてクッキーに。
サクサクとした食感。これもおいしい!

暮らしのまわりで食べられるものを探し、
これをおいしく食べる工夫をして食をまかなってきたご先祖さま。
こうした知恵が伝えられることなく、消えてしまっては
取り返しのつかないことだと思います。
楽しかった、おいしかった、日曜日のどんぐりクッキング。
よーし、来年の秋にはどんぐりをいっぱい拾って、
みんなに伝えることにいたしましょう。
きょう使ったマテバシイの木は、街路樹として全国にみられます。
公害に強く、しっかりと根をはって保水力がある生命力のある強い木なのです。
生命の実、ごちそうさまでした。






 
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