20数年前でしょうか、
「青いパパイヤの香り」というベトナム映画を観ました。
映像の美しさもさることながら、
主人公の少女が料理を作るシーンに心うばわれました。
裕福な家の奉公人である少女は、
来る日も来る日も、青いパパイヤを採っては、
手早い手つきでスライスして大鍋で炒めるのです。
どんな味がするのだろう、と思い続けて今、
大分のNさんが送ってくださいました。
とうがんのような形、皮をむくときれいな黄色の果肉です。
すぐに炒めてしまうのが惜しくて、
半分をサラダにしてみたら、こんなにきれいな一品に。
長年の思いが叶った、きょうの台所でした。