東京渋谷で、野菜マイスター講座。
土日の2日間ハードなスケジュールで行われるスクーリング、
朝が早いので金曜日のうちに東京へ入り、
大学時代の友人チエミさんと渋谷BUNKAMURAで会うことに。
1Fは季節の花が咲くパティオを囲んで、
小さな「本屋」と「カフェ」と「アートミュージアム」。
うさぎの好きなものを選んでレイアウトしてくれたような場所。
ここしばらく、東京へ来たら羽田からここへ直行。
これ読んで、とチエミさんが持参したのは、
千葉で意欲的に農業に取り組む青年生産者の会「しんのみ畑」の情報誌。
野菜マイスターをめざす私を応援してくれる気持ちが嬉しい。
彼女、農政にも明るいのでとても勉強になる。
ミュージアムでは「ピカソとクレー展」。
実は前の夜、講座の課題を仕上げて寝たのが午前2時半。
空港までのリムジンバスと飛行機の中でめいっぱい睡眠をとり、
ここに来て、音楽がきこえてくるようなクレーの色の世界にいやされた。
このたびのホテルは、T添ポチが「いいですよお!」と教えてくれた
田町にあるセレスティンホテル。
女優の高木美保も定宿にしているとかで、ゲスト専用のラウンジがあるのがいい。
24時間自由にコーヒー&紅茶が飲めて、ライブラリーもある。
天気の良い日は、中庭でお茶を飲んだり本を読んだり、
ビジネス街のビルの上階にある、小さくて静かないいホテル。
通常シングル1泊2万円以上だけど、じゃらんの連泊プランで1泊13000円。
さて、1泊して、いよいよスクーリング。
JR山手線でふたたび渋谷まで行き、道玄坂にある会場へ。
受講者は15名で、うち男性は1名のみ。
行政に携わっている人、農学部の学生さん、
大型専業農家のお嫁さん、レストランの経営者、
料理学校の講師もしているというラジオキャスターなど、さまざま。
講師は農業や食のジャーナリストなど各分野の第一線で活躍している方々で、
「生産」「農業の歴史と時事」「ビジュアルマーチャンダイジング」と、
消費者に野菜の魅力を訴求するスキルを身につけるプレゼンテーションの演習。
その講義内容は専門性が高く、とても興味深い。
野菜マイスターの検定合格率30%、過去10年間の合格者は約700名。
講義の合間のランチ時間、会場のすぐ近くにある野菜カフェで、
39品目の野菜が入っている丼を食べながら、若い同志(?)たちと思いを語り合う。
丼にどっさりの野菜をほおばりながらのお喋り、
野菜ソムリエをめざす私たちにさわしいシチュエーション。
受講生のなかに「広島からですか?」と声をかけてきた人あり。
振り返れば20代?の女性ケイさんという方で、
昨年広島で結婚式を挙げたとおっしゃる。
東京に住む青森出身のご主人と福島出身のケイさんの夢が、
遠い広島の地の厳島神社で挙式することだったのだそうだ。
色白のケイさん、楚々とした東北美人。見せてもらった花嫁姿もきれい!
宮島が大好きで、また行きたいと目を輝かせる。
今はすっかり東京の人であるケイさん、かすかに残る東北なまりが温かい。
ぜひおいで、案内するからと約束した。
こうしてまた、新しい場所で、いいご縁ができた。
野菜ソムリエin東京、このつづきは、また明日。