野菜マイスター検定試験の勉強、きょうは「マーケティング」の章。
産地と消費者をつなぐ野菜マイスターは、
社会経済のしくみも識っておかねばなりません。
カルロス・ゴーンがいかにして日産を立て直したか、
そのマネージメント手法を言えという課題まであるんですから、大変っす。
学んだことを人に話すと整理ができ、頭の中にきっちり収まります。
そこで、いま調べたばかりのCSR(企業の社会的責任)についてちょっと。
作れば売れたモノのない戦後の時代から、
消費者のニーズを探り、いかにして売るかその手法を創出する時代へ。
そして経済が成熟して今は、企業が社会的責任を自覚し、
人や社会に有益なモノやサービスを意識して提供しなくてはならない時代。
よって各企業は製品や地域活動を通してCSRを推し進めています。
「売り手よし、買い手よし、世間よしの三方良し」とは、
江戸の近江商人の家訓。
「多くをむさぼると紛糾のもとになる」とは、
これも江戸の大商人であった三井家の家訓。
優れた江戸商人には、自ずとCSRのセンスが備わっていたようで。
世界同時不況という大洪水に見舞われ、
経済基盤を一から耕し直さねばならない状況にあって、
文化も経済も今より成熟していたかも知れない江戸時代に
学ぶべきものがあるかも。
写真は倉敷の骨董店で見つけた愛用の江戸末期の皿、
斬新な絵付のセンスに脱帽です。