変わらずそこにあり続ける原生の森。
そのゆたかな静寂につつまれていると、生きている時間のなんと短いことか、
じぶんの存在など一枚の葉に過ぎないと思えます。
ならば、両の手を自由にして軽やかに迷いなく生きようじゃないかと、
身辺の整理。始めてみれば手放しきれないものや思い出して胸がつまるものやで、
家じゅうひっちゃかめっちゃか。
この煩悩のドレッシングにまみれた弱きサラダ、いや魂を、救いたまえ。
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写真に撮ると、まるで絵画のような風景。
広島県と島根県の境あたりで遭遇。
人工的に植樹などされていない、自然のままの姿のなんと美しいことか。
どうかこのまま在り続けてほしいと願うばかりです。