エンジントラブルを起こした車みたい。
仕事も手につかず、アクセルを踏むだけ辛い。
ならばサボっちゃお、と、
映画館の暗闇のなかに埋没。
ケータイの電源を切り、座席に深く沈み、
スクリーンの物語に没頭。
他愛ないコメディが笑わせてくれます。

気分が沈んでも、料理は作れます。
ズッキーニが手に入ったので夏野菜カレー、
サラダには「塩なっこ」 。
有明海の干潟でたまたま海水の塩味がする青菜が育ち、
広島県の庄原でも土に塩を混ぜて話題の野菜づくりにチャンレンジ。
包装袋に「塩菜同好会」と書いてあります。
サクサクとしながら何とも頼りない不思議な食感、
かすかに感じられる塩味が、唇をなめたらしょっぱかった
幼い日の海水浴を思い出させます。
おいしい野菜とは言い難いのですが、
話のネタに一度くらいは。

夏椿の花が咲きました。
沙羅木（シャラノキ）とも呼ばれますが、
「夏椿」という名が好きです。

「野菜ソムリエの晩ご飯」の会を開いて３回目。
普段作っているシロウト料理ですが、
野菜のおいしさを知っていただきたくて
この日も１２種類の野菜を使いました。
玄米の３分つきご飯、根野菜の鷄煮込み、
季節の野菜サラダ、みそ汁。
そして、デザートは冷やしぜんざい。
少し野菜の説明をした後、わいわい、がやがや
みんなで食べる楽しさも
味わっていただけているようで。
２０人分をひとりで作ります。
旧い家に嫁いで２５年間、盆と正月
何日も泊り続ける親族総勢１４人、
１日三度のご飯を作った経験がいまに役立つとは。
何でもやったことは実になるってことですね。