シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
2009年11月18日
冬桜 群馬の山、紅葉のなかに咲く冬桜。 盆と正月がいっしょに来たような? 気ぜわしさを感じます。 やはり、桜は春。 いのち萌え立つなか、身も心も桜色に染まる あのせつなさが好きです。
2009年11月16日

東京3-7

 

またまた、週末1泊2日の東京行き。

久々の雨の翌朝、雨に洗われた空が美しく晴れます。

 (2日分まとめて掲載、スミマセン、長いです)

 

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ここニューヨークじゃありません、渋谷の道玄坂。

午後から始まる野菜ソムリエの講義の前に軽く食べておこうと通りのカフェに入ったら、

フロアじゅうに英語が飛び交ってます。

なんじゃ?と見渡したらテーブルのあちらこちらで英語のプライベートレッスン。

店がやっているのか、許しちゃってるのか壁は全面こんな風景写真だし、

なんだかなあと思いながらパニーニをパクついて早々と店を出ます。

 

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講義は「農業の将来」と「農産物の安全性の確保」

いずれも何をどのような視点でとらえてどう考えるかを試される内容で、

とくに安全性については客観性が求められます。

ふだん主観と感性で生きてるので、深く内省。

 4時間の講義を終えたら、いつものように仲間で晩ごはん。

ピザの隣に手打ちうどんが並ぶという不思議な店。

生ビールと山梨産有機野菜のサラダで反省会&シニア試験対策会議が始まります。

野菜という共通言語をもつ人たちとのおしゃべり、この時間がとても好きです。

皆と別れてホテルへの帰り道、オーガニックがテーマの「ローソン」で買い物。

もっとも買ったのは週刊文春と普通のおせんべいでしたが、

情報の早い東京らしい店づくりです。

日本で一番人口密度が高くなるという週末の夜の渋谷駅からホテルのある大井町へ。

ホテルで休んで2日目の朝。

人と会う予定がキャンセルになったので、夕刻ヒコーキに乗るまで1日フリー。

ホテルのカフェ遅めの朝食をとりながら、さてどこへ行こう?

東京都現代美術館へ行きたいので、大江戸線のラインで遊ぶことに。

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品川からメトロ大江戸線に乗り、清澄白川駅で下車。

構内の壁面、さすが現代美術館のある駅です。アートしてます。

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駅からテクテク、歩くこと約20分。

美術館のある木場公園にたどり着きました。

マツダスタジアムがラクに入る大きさの公園で、震災時の避難場所として設けられたといいます。

木場という地名から、江戸時代から木材の町であったことが分かります。

今はきれいに整備された川端の柳が、

粋でいなせな男たちが材木を船に積んだ往時をしのばせます。

今は平成の御代、休日をウオーキングやランニングで汗を流す人たちの姿があります。

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歩き疲れた頃、やっと美術館が見えてきました。

ぐるりと回って正面エントランス、きれいな建物です。

展示は撮影禁止、ちょっと隠し撮り。

良い子のみなさんはやってはいけません。

充実した内容で、時計を見たら3時間余りが経ってました。

美しいものにふtれる見る至福、死ぬまで欲張りに求めていたいと思います。

足腰を鍛えておかなくっちゃ。

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さて、ふたたび大江戸線で次は「築地市場」へ。

改札口へ向かうと、ぷーんと魚の匂い。

いざ!と足を速めると、ガッツ~ン。「本日休み」の張り紙。

えー、と立ち止まっていたら、どっと外国人の群れが改札を出てきました。

手には土産らしきものがいっぱい。

市場は休みでも、観光客向けの店は開いているんでしょうね。

どうしようかなあ、青山の野菜マーケットへ行こうか、六本木でお茶を飲もうか。

しばし考えて、空港行きモノレールの乗換え駅の「大門」へ。

「増上寺」という大きな寺があると聞いていたので、そちらへ足を向けてみます。

 

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メトロ大門駅から歩いて約10分、大きな寺の門が見えてきました。

そうか、それで「大門」と気づきます。

寺の向こうには東京タワー、あたりは観光客であふれています。

立派な本堂では法要が営まれていました。

正装でずらりと居並ぶお坊様の声明が、美しく高く響き渡ります。

たちのぼる線香の香りも芳しく、時を忘れて聞き惚れてしまいました。

世俗を忘れるとは、こういう瞬間を言うのでしょうか。

このひと時を味わっただけで満足。

黄金色に染まる境内を抜け、通りを歩き始めたら正面に東京タワー。

足の向くまま、タワーのほうへ向かいます。

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観光客、はとバス、東京タワー、たまには観光気分も悪くありません。

道路の反対側から、赤い鉄塔を見上げます。

すると、予期せぬ感情。

ニューヨークで自由の女神を見上げた時とおなじような感動を味わったのです。

シンボルとあがめられるものには、それなりのパワーが備わるのではないかと納得。

リリーフランキーの小説「東京タワー」では、

主人公が地方から呼び寄せた母の手をひいて、東京タワー見物をさせてやります。

息子を持つ母は、この小説を読んでちょっと泣きました。

 

 

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 (おまけ)帰りのヒコーキはバードアタックで30分遅れの離陸。

鳥が機体にぶつかり、その後始末に手間取ったようです。

そのあたり、空港会社のお仕事が良く分かる映画「ハッピーフライト」が面白い。

「ウオーターボーイズ」「スイングガール」と同じ監督作品。

この人のポジティブな明るさが好きです。

 
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