20代の頃、この店の前を通って仕事場に通っていた時期があります。
久しぶりに近所まで来て、懐かしくて店頭のおかみさんに声をかけたら
「ちょっと待ってよ、焼きたてを一枚食べていきんさい」と、
熱々を手にのせてくださいました。
原爆によって戦前の生活の多くが破壊された町。
変わらぬ味、変わらぬ手仕事はなおのこと貴重です。
街の文化財として存続させるシステムはできないものだろうか・・・・と。
地域で生活する人が贔屓にして頻繁に使うことが、
一番の存続の手だてだとは思います。
そのためにも「良いもの」の価値を子ども達に植える教育も
必要ではないかと感じます。
この日買ったのは、しょうがせんべい。
買ったのはしょうがせんべい。