シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
2010年9月12日

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とても多くのものを見てきたダンディSさんが「ありゃぁ、すごかった!」と言うので、

どんなにすごいのか確かめに行きました。 三瓶小豆原埋没林。

27年前、水田の整備工事の際に偶然発見された地底に眠る森です。

約4千年前の縄文時代、三瓶山の噴火で小豆谷に流れ込んだ土石によって付近の森が埋没。

偶然に偶然が重なって、木々は倒壊することも炭化することもなく立ったままで歳月を耐えてきました。

 

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発掘したままの状態で保存された地底の森。

地上から地底に降りていく格好で、螺旋階段を下ります。

4千年ぶりに現代人の手によって掘り起こされた地底の巨木は、

大きなもので根回り10メートル、推定樹高は50メートル。

太古の自然のスケールの大きさが胸に迫ります。

 

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根っこだけをそのまま残した展示。底の深さに目がくらみます。

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3本の樹が長い年月をかけてひとつになった、合体木。

左下の人の大きさと比べてください。

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この年輪をみれば、にんげんの一生なんてほんの一時。

泣いても笑ってもたかが知れていると、ちょっと気が楽になります。

螺旋階段を下りていくと、杉の木の香りが漂いました。

切られてなお、木は悠久の時を生きて香っているのです。すごい。

(切られた上部はすぐ近くの三瓶自然館に展示されています)

 

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遠くに望む三瓶山は、きょうもおだやか。

活火山だなんて信じられないですね。

現在は休火山とか死火山という呼称はなく、

過去1万年以内に噴火した山は活火山、

それ以外は火山と呼ぶのだそうです。

したがって、4千年前に噴火した三瓶は活火山というわけです。

2010年9月10日

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呉市内の幼稚園に招かれ、若いママたちを前に食育的野菜のお話。

幼稚園に隣接の小さな礼拝堂、静かな木の温もりにつつまれてお話できた、いい1日でした。

ゴキゲンな気分で帰りの電車に乗り、家に帰らずそのままシネコン(映画館)のある駅へ。

見逃していた「踊る大捜査線3」のチケットを買って、中へ入ると、ガラ~ン。だあれもいません。

予告編、そして本編が始まってもだあれも来ない。ぽつんと、ひとり。

アラブのお金持ちの巨大ホームシアター状態。

長く生きて、映画館にも相当通いましたが、初めての経験。

笑っても、ひとり。わっと驚いても、ひとり。

それで、わかったこと。

映画館の大スクリーンは、ひとりで観るもんじゃありません。

写真は、こんど観たい映画。タイトルがいいでしょ?

 

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きょう家を出る前に早めにとった昼食は、夕べの残りのおでん。

そして呉駅に着いて、アンデルセンでトマトとレモンと10種の野菜ジュースとシナモンドーナツ1個。

夕刻、映画を観ながらパクついた夕食は、呉でおいしいと評判の巻き寿司。

幼稚園の方がお土産に持たせてくださったものです。

そんなわけで、きょう一日良い方たちに会い、

映画館のスクリーンを独り占めするという貴重な経験もし、

食事のしたくからも解放されて、ヤッホーでした。

 
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