前の沖縄旅行の投稿から日が経ってしまいましたが、その②を。
沖縄の代表的な薬草といえば「月桃」。
殺菌や防虫効果に優れており、
自然な香りはアロマや化粧水、石鹸にも活用されています。
そして、このたび一番嬉しかったのが、
おばぁが手作りしてくれた「むーちー」を食べることができたこと。
むーちーは沖縄の方言で餅のこと。
月桃で包まれたむーちーには紅いもが練り込まれて、
色も綺麗でした。
ビニールひもはお愛嬌(笑)
香り良く殺菌効果のある月桃の葉でつつんだ
むーちーを始めて目にしたのは、
とらやミッドタウン店ギャラリーで開催された
「葉で包む食文化展」。
以来ずっと食べてみたいと思い続けていました。
身近にある植物を食に活かす知恵、
世界各地で見られますね。
広島でいえば、
豆ごはんを朴の葉でつつむ「さんばいさん」。
素朴で温かくておいしい文化、
失いたくないものです。
現地でもなかなか見る機会を得るのは難しいという月桃の花を見ることもできました。
花に顔を寄せても香りはしません。
花を切った断面から野性的な香りが立ちます。
園芸種の花のような媚びるような甘い香りではなく、
草のようなナチュラルな微かな香り。