シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
2011年5月9日

moriheiku

 

樹木や鳥、地中生物や水など生けるものが生命を連鎖させる場所を「森」と呼ぶならば、

日常の暮らしも、森のようでありたい。

さまざまな人やものと自然に心地よくつながっていたいと思います。

その思いをますます強くするこの頃、

雑誌の書評欄で見つけた本が光野桃さんの「森へ行く日」。

 

 mori

 

 ファッションの世界に身をおく著者が、森に魅せられたのは50歳を超えた頃のこと。

手をかけてきた子が巣立ち、女性としての体も、生活も変わる50代のはじめ、

「一度死んで生まれ変わったような気がする」。

そう語る著者と同じような体験を、私もしました。

すべてを「ゆるめたい」、そんな思いの先にめぐる季節のなかで実を結ぶ野菜があり、

青々とした畑がありました。そして、新しい人生が野菜とともに始まりました。

 

 

 土の中から生まれいのち息づく野菜も、ちいさな森。

この森に暮らし、癒され、学び、この森とともにありたいと思っています。

2011年5月8日

kouheibashi1

 

家から車で10分、お気に入りの場所です。

 

 kouheibashi2 kouheibashi3

 

市街地とは思えない緑、木陰、そして水。

 kouheibashi4 kouheibashi5 kouheibashi6

 

 この橋で、何処だか分かってしまいましたね。

水をながめていたら、 70代後半とおぼしき男性が自転車を止めて、

「秋が、またいいんですよ。月がね。夜中の1時、2時。

橋のうえに立っていたら一度自殺者と間違えられたけれど、ね」

あと10歳お若ければ、もしくは私がもう10歳老いていたら

ボーイフレンドになって頂きたいくらい素敵な笑顔でした。

遠くへいかずとも、探せば森はあるものです。

今読んでいる本、「森へ行く日」。これについては、また明日。

 
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