前夜は琵琶湖半のホテルに宿泊。

きょうは出発の午後２時までフリータイム。

タクシーとJRを使えば４０分で行ける京都で

ちょっと遊ぼうという計画。

ホテルからタクシーに乗ったら運転手さんが、

「きょうは雪だから、大原あたりがいいやろねぇ」

時間もないから京都市街へ行こうと思っていた私たち、

「タクシーで回ってもらって、いくら？」「１０５００円」

のった！　比叡山を越えて大原へ。

途中、雪化粧をした北山杉の山がきれいでした。

 

 

シーズンは観光客でごった返す参道も、

冬、それも雪の日であるせいか閑散としていました。

 

 

タクシーの運転手さんの案内で

三千院、宝泉院を訪ねます。

雪をかぶったお地蔵さんが、なぜか温かそうでした。

 

 

宝泉院の庭には樹齢８００年の五葉の松、

お抹茶を頂きながら眺めます。

 

　

 

円形に盛り上がった土の山は、

神さまが降りて来られる場所だとか。

きょうは雪をかぶって富士山みたいです。

すみずみまで手入れされ、

清々とした空気につつまれる庭のすみに

お地蔵さんがありました。

石の姿そのままのお地蔵さん、はじめて見ました。

 

　

 

きれいな雪の京都を見せてくださってありがとう。

運転手さんにお礼を言い、

市街の花見小路でタクシーを降りました。

お茶屋さんが軒を連ねる界隈、

運が良ければ舞妓さんの姿を見ることができます。

この日は２度も遭遇しました。

 

 

きょうのランチは「祇園迦陵」で。

 

午後２時の集合時間までに

ホテルに帰らねばならない私たち。

コース２時間のところを１時間半でお願いし、

次々に平らげます。

「お車の用意が・・・」の声に、

最後のデザートは呑み込むように食べて

タクシーで京都駅へ。

無事遅れることもなく、

ホテルからバスで帰路に向かいました。

 

 

帰りのバスのなか、

三千院でひいたおみくじをあけてみたら「大吉」。

急がずとも出世の道はひらけるそうです。

少々煮詰まっていたとき、

友達に誘われて出かけた一泊二日の旅。

ゆっくりやりんさいという、

神さまのお計らいだったのかも知れません。

 

 

 

 

　

 

伊勢神宮をあとにしたバスは、

夕暮れが近い空の下を一路、日本一のイルミネーションが

素晴らしいと評判のなばなの里へ。

途中高速道路事故のため30㎞渋滞というトラブルもありながら、

県道へ迂回して30分遅れで無事到着。

 

 

園内、３３０本のしだれ梅が圧巻。まだ蕾の風情がいい。

 

 

 

光の回廊を抜けて、今年のテーマ「日本の四季」へ。

 

 

 

 

野に立つ１本の樹が、春から夏、秋へと色を変えていく様が
ライトで表現されています。

残念ながら一番美しかった雪の冬を撮り忘れました。 

 フラメンコの調べにのってドラマティックに変化。

堪能しました。

 

 

冷えた体を豚汁で温め、バスに乗り込み

琵琶湖畔のホテルへ。

 

翌日の京都フリータイムについてはまた明日。