シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
2012年12月28日

 

念願のこんにゃく作り体験、今年のうちに叶いました!

こんにゃく芋から作ります。

芋から一体どうやって出来るのか? レポートいたします。

 

 

芋をナイロンたわしでごしごし洗い、煮えやすい大きさに切ります。

 

 

こちらがきょうの講師、こんにゃく研究家(冗談)の市川くん。

食と食育に熱心に取り組む27歳、
わたしが講師をつとめる「楽しく食育キッチン」の主宰者でもあります。

このたびも仕事休みを利用して、

こんにゃく作り講座に通ったということです。

ちなみにきょうの芋は彼が畑で作ったものです。

 

 

 

切った芋は鍋でやわらかく煮て、皮をむきます。

 

 

熱っ!と言いながら、みなで楽しく作業。

 

 

 

皮をむいた芋は、分量の水といっしょにミキサーにかけます。

※芋1㎏に対して水3.5ℓ

ミキサーにかけてすりつぶしたら、約30分寝かせます。

 

 

 

水または湯を少々加えながら、渾身の力をこめて練っていきます。

これが力仕事、練りが足らないとこんにゃく玉になりません。

表面に指を入れて、戻るくらいに弾力が出ればOK。

練ること約30分、平らにならしてみて表面に照りが出たらOK。

炭酸ナトリウムを加えて、よく混ぜ、こんにゃくの種の出来上がり。

※炭酸ナトリウムは芋1㎏に対して20g。40~50℃の湯400ccに溶かしておく。

 

 

こどもの頃、泥だんごを作って遊んだことを思い出しながら、

テニスボール大に丸めます。みな真剣。

 

 

丸めて表面をつるつるにし、

沸騰した湯に入れて約30分茹でて出来上がり!

炭酸ナトリウムの量が少なかったのか、

十分に固まらず・・・。

それでも芋から作った天然のこんにゃく。

ザル豆腐のようにスプーンですくって食べれば大丈夫。

バナナと牛乳に加えて「こんにゃくスムージー」のアイデアも。

楽しみ、楽しみ。

自分で作ってみてはじめて、ものを作る大変さがわかります。

 

 

 

 

 

2012年12月27日
末期の患者さんにつき添う方から食事の相談をうけました。
栄養価や咀嚼の能力といったことのみにとらわれるのではなく、
なつかしい想い出の中で遊べるような、
体のなかに花畑が広がるような、
陽だまりのエネルギーが充るレシピを作ってさし上げたい。
食べるものは、あー、おいしいなー、という満足を得てはじめて、
心身の栄養になっていくものですから。
生きる意欲につながるものでなくてはつまりません。
「いのちの守食」を来年の活動のテーマに決めた矢先の
1本の電話でした。
 
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