いつもの秋、いつもの場所で干し柿づくり。今年は数少なめですが半日かけて干し終えました。風通しが良いせいか熱湯やアルコールで消毒しなくても…一度もカビたことがありません。
あ、忘れてはならないことがひとつ。おまじない。お陽さまぽかぽか、おいしくなぁれ~♪これ、だいじなこと。料理でもなんでも、ものを作るとき。こころを込めること。
東京都内の青果会社にお勤めの野菜ソムリエ下田さんの投稿を読んで。学校給食用に納品した柿がクレームで返品。「黒いのが混じっているから子どもには食べさせられない」だと。あいた口がふさがりません。ゴマ入りの柿はおいしいというのが定評。工業生産された均質な製品ではあり得ない価値、自然のありようを子ども達に教える絶好の機会とは捉えないのでしょうか。「きょうは説特栽(特別栽培)のニンジンがきたので生で食べてくださいね」というと、「えっ!にんじん、生で食べれるんですか?」という言葉が返ってきたとも。このような対応をされるのが、食物栄養をしっかりと学んだはずの栄養士さんだということに、食教育を抜本的に見直さなければならないのではないかという危機感を抱きます。五感で学ぶ実体験があまりにも少ない、机上の知識ばかりを身につけたマニュアルにんげんが殖増していくと、こんな困ったことが起きます。土にふれ、じぶんを養う食物が育つ姿にふれ、台所に立ってじぶんの手でごはんを作る。食物がなんたるかを知らない学生に、国家資格を与えちゃダメですよ。ヤンキー先生新副大臣、やってくれるかな?