世界最古の農作物のひとつ。 なぜ空豆という名かご存知ですか?
さやが上に向いてつくから、「空をむいた豆」。
そらまめ、とひらがなで書いても、こころがはずみます。
ど、れ、み、ふぁ、そらまめ。今が旬です。
野菜売り場に並ぶ空豆は、いわゆる未熟豆。
私たちはこの未熟な青い味と香りを楽しんでいるというわけです。
完熟したものは煮豆や甘納豆に使われます。
さやから出して空気にふれると一気に鮮度が落ちてしまいます。
塩ゆでする場合は直前にさやから出しましょう。
作ってみました! 「そらまめの火祭り」
見た目はよくないのですが、空豆を食べるなら、
やさのまま焼いたのが一番おいしいと思っています。
蒸し焼きの状態になるのでうまみを逃がしません。
アッチチなんて言いながら皮をむくのも楽しい時間です。
①魚を焼く要領で網にのせる。
②焦げ目がついたら裏返し、また焦げ目がついたら食べごろ。
■幸せのオマケ
野菜ソムリエ仲間のKくんから、誕生祝いに
生食用の空豆「ファーベ」が届きました。
空豆よりもスマートでやさもやわらかく、イケメン男子みたい。
イタリアでは5月、収穫したばかりのファーベを、
ぺコリーノという名のチーズとワインで楽しむのが習わしだそうです。
生粋の日本人である私は、そのままつまんで楽しみました。
Kくんが育てた五月の実り、なによりの贈りもの。
うさぎのカードは、Uさんから。