天候不順で野菜の高値が続くなか、主婦のため息を浴びてスーパーの野菜はしょんぼり。
一方、JAの野菜市はそんなことおかまいなしにマイペース。
日がな頭を垂れて土にむかう農家の方の姿そのまま、健やかで値段も謙虚です。
農家の方が直に持ち込む野菜が並ぶ中で見つけたのが「葉ごぼう」。
若ごぼうとも呼ばれる、春の野菜です。
ふきに似ていますが、もっとやわらかい感じ。
昨年も野菜市で見かけましたが、調理するのは今回がはじめて。
春の野菜は味は淡白ですがアクが強いので、
まずは茹でて水にさらすところからスタート。
出来上がって、さて、どんな味?
皿に盛る間を待てず、菜箸でつまみ食い。
正直言って、そんなにおいしいものじゃありません。
でも、春のあたたかな土の香りを体で味わうという
何にも代えがたい楽しみがあります。
作ってみました! 「葉ごぼうの甘辛きんぴら」
①茎の部分を茹でて、水にさらす。
②食べやすい長さに切り、ごま油を熱したフライパンで炒める。
③火が通ったら酒、砂糖、しょうゆで味をつけ、七味唐辛子をふって
混ぜ合わせて火を止める。
④すりごまを振って出来上がり。
※水にさらし過ぎるとアクが抜けすぎるのでご注意。春の野菜のアクは
解毒作用で体内をきれいにし、代謝を活発にしてくれます。
■幸せのオマケ
きょう、ウン回目の誕生日。
南の庭のエゴの木の下で、白い花を浴びながら、
うつくしい五月に生まれた幸せを感じます。
そして、大好きなひとと一緒にごはんを食べる幸せ、
神さまがくださった何よりのおくりもの。