野菜ソムリエ・シニア資格のための講義は終了しても、東京での勉強は続きます。
交通費などを考えるとアパートでも借りて住んだ方が安くつくのですが、
そうもゆかないので週末ごとに、ヒコーキでブ~ン。
東京は雨、冬が戻ってきたような寒さです。
このたびの目的は、野菜の神さまの「野菜塾」に参加すること。
午後の野菜塾まで暇なので、銀座まで出て歌舞伎座へ。
4月いっぱいで取り壊しになるため、さよなら公演。
1幕だけを見ることのできる幕見席の券を買うことにしました。
雨のなか長い列ができていましたが、どうにか券をゲットして、幕見席のある4階へ。
いわゆる天井桟敷で、歌舞伎の「通」はここへ通いつめると言います。
1幕、15分。吉衛門の石川五右衛門と菊五郎の若武者の掛け合いに見惚れているまに終わってしまいましたが、
歌舞伎の歴史を刻んだこの場所にお別れができました。
外に出て、歌舞伎座のわき道を歩いていたら、「あ!玉三郎さま」ちょうど楽屋口に入るところに遭遇。
すらりとした長身、腰をちょっとSの字にくねらせた後姿がとても優雅でした。
まだ少し時間があるので、裏銀座にある「ナチュラル・ハーモニー」へ。
自然農法の野菜を作る農園が経営する店で、野菜をはじめ自然成分の洗剤やオーガニックコットンのTシャツなども販売。
木と漆喰でできた築60年の木造家屋で、置いてあるのものも自然素材となれば居るだけで心地よい空間です。
銀座へ行かれたら、ぜひ立ち寄ってみてください。
ぶらぶらしていたら、いい時間になりタクシーで野菜塾が開かれる「築地御厨」さんへ。
野菜の神さま内田さんが、ニコニコ顔で迎えてくださいました。
NHKも野菜塾を紹介する番組の収録で来ていました。
塾は青果業を営む内田さんのお店で月に1度開かれており、事前予約制(無料)でいつも満杯。
内田さんを慕う20名ほどが集まり、約2時間のお話。
この日聞かせて頂いた話の内容は、またゆっくりと別に日にお伝えしたいと思います。
内田さんの野菜に対する思い、熱くて、胸が熱くなります。
旬の野菜をふんだんに使った料理までふるまってくださいます。
鹿児島の筍、せり、山うど、茎ブロッコリー・・・・それと野菜の出汁でつくった特製スープ。
野菜って、やっぱりおいしい!隣あった人たちと「うん、うん」と、うなずきあいます。
みんなとても幸せそうな顔をしていました。
私も、そんな顔をしてもらえる野菜人になりたいと、真剣に思います。
つづきは、また明日。