出はじめの頃の若い野菜は水分を旺盛に吸い上げるため、
「導管」と呼ばれる水分の通り道がたくさんあります。
この導管をばっさり断つことは、野菜の生命線を断ち切ること。
そこで、野菜は身を守るためにアクを出します。
おいしく食べるためにニンジンをタテに切るのには、
こうした理由があるのです。
アクが出るとエグミのある味になります。
その点、スティックサラダは理にかなっていますね。
作ってみました! 「春野菜ののみそディップ添え」
みそディップの作り方
①合わせみそに、みりん、砂糖、トウバンジャンを適量加えて練る。
②好みの野菜につけて食べる。
みりんのお話
私がいつも使っているみりんは、
日本最古のみりんメーカー九重味醂の本みりん。
「みりん」と「みりん風調味料」はまったく異なるものです。
試しに両方をなめ比べてみてください。
本みりんのコクとまろやかさに比べ、
みりん風調味料の方はクドイ甘さが口に残ります。
本みりんが酒造りと同様にもち米と米こうじで作られるのに対して、
みりん風調味料は人工的な醸造用糖類が使われています。
野菜本来のおいしさを味わいたいから、
調味料はより自然に近い良いものを選びたいと思います。