モロッコ在住のフランス人、ジャンが
うちで個展を開いたのは今年の2月のこと。
4日間ずっとうちでご飯を食べ、
夜まで一緒にいたのですっかり仲良し。
その彼が、今年も日本で個展。
大阪から福岡へ移動の途中に広島で下車。
うちでお茶を飲みながら、
ジャンがモロッコで撮ったDVDを一緒に観る。
砂漠を泥だらけの日本車で走るジャンの姿が映っている。
「こんど来る時は、クルマをきれいにしておくから」と、ジャン。
こんど来る、とはうさぎがモロッコへ行く時のこと。
恋人に待たれているみたいで、ポッ。
モロッコのマラケシュに工房を持つジャン、
モロッコ人のスタッフに支払う月給は約2万円。
月に5万円もあれば暮らせるという。
うちの亭主無給でいいからモロッコへ連れて帰って、と
頼んだら、ナマケモノは要らないと断られた。
しっかりと見抜かれてました。
うちでも、要らない。
夜はKさんの店でジャンを知る人達と一緒に会食。
大好きな日本へ毎年やってくるジャン、
来春は倉敷で個展。
「これ、モロッコの香り」と、
お土産にくれたのは羊の革のクッション。
革がいい感じにやわらかくなった頃に、また会える。
倉敷での再会を約束して、アデュー。