シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
2009年6月1日
煎茶と銀杏と羽の家


よく遊び、よく学んだ1日。
朝からテキパキと本業の雑務をこなし、
友人の日本茶アドバイザー田部さんが開く新茶セミナーへ。
いつも通りがかりに気になっていた
イタリアンのお店で開くというので参加。
数種の新茶を飲み比べ、
おいしいお茶の入れ方も教わる。
ランチ付きで、デザートはセミナーにちなんで煎茶入りゼリー。
パスタに煎茶は、ちょっと無理があったかも。


お茶で膨れた胃をなでながら、
すぐ近くにあるギャラリー「カモメのばぁばぁ」へ
桜本華苗さんの個展ーあるく家。
「野菜ソムリエさん、これ食べてみて」と、
オーナーのりりさんが差し出したのは台湾のドライフルーツ。
ミカンの皮に正露丸をたっぷりとまぶしたものをご想像ください。
涙が出るほどまずい!という思いしたことあります?
うさぎ、きょう、体験しました。
体にパワーがみなぎるという言葉を信じて、
涙目になりながら、ゴクッと水で流し込みました。
滋養強壮の漢方で台湾の人達はパクパク食べるそうです。
貴重な体験をさせてもらったお礼に、
「羽が生えた家」を買わせて頂きました。

帰り際、りりさんから「行ってみれば?」と勧められたのが
入野忠芳絵画展「沈黙の精霊 大樹礼賛」
冬に枯れ木に擬して耐えた樹が春には芽吹くという
至極あたりまえのことに心動かされるという氏のコメントに惹かれ、
夕方からの用事のついでに会場の八丁堀福屋へ。
作者ご本人にもお会いでき、
絵にまつわる奇跡のような話が聞けました。
国内の大樹や広島の被爆樹を描き続ける入野さん、
ある時、東京善福寺の樹齢750年の銀杏の巨木を描写。
その後、広島の安楽寺の銀杏(写真)を描き、
今回その2枚を合わせて出品。
それを見た郷土史研究家が指摘した内容が、
実にドラマティックなのです。
広島の安楽寺の銀杏は、なんと今から350年前
安楽寺の檀家の一人が東京の善福寺から持ち帰った
一枝から育ったものだったというのです。
2本の銀杏の樹は実は親子で、
350年の時を経て絵となって対面したというわけです。
入野さんも知らなかった偶然。

そして、午後5時からは野菜ソムリエ仲間と
広島の野菜ソムリエのコミュニティ3周年記念パーティーの
打ち合わせ。
それぞれが得意分野を持ち寄るというので、
うさぎはパーティー当日に配布する冊子のライター係。
それにしても、野菜マイスター合格以来
どこへ行っても「野菜ソムリエさん」と紹介されるので
ちょっと気恥ずかしい。
肩書きにふさわしい中身を備えるべく勉強せねばと、
気を引き締めます。

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