じぶんのなかの 白く清らかな場所に
本と 音楽と 数枚の絵と、
生活のためのわずかな道具を置いて
暮らしてゆけたなら。
木々がここちよい影をつくり、
微かに水が流れる音もきこえて。
むせるような濃い緑の匂いにつつまれ
強いお酒を飲む夜もあり、
車を走らせて働く昼もあり。
しばらく怠けていた家の片付けや
本業の月末の締めに追われる日曜日。
ちょっと逃避的な夢を見るのも、
多くのものを抱えて暮らすことに
嫌気がさしてきたせいでしょうか。
さて、気を取り直して、
仕事部屋に山のように積まれた雑誌の
処分です。