一緒に暮らす人数も少なくなり、買ってさかばるものや重たいもの、あるいは冷蔵庫のスペースを取るものは敬遠されがち。マーケットに並ぶ野菜もカットものが増えました。そのせいもあるでしょう。野菜や魚などの食材が、畑や海で生きていたという実感を得にくいような気がします。同時に、他のいのちを頂いてじぶんのいのちにかえるという思いも。丸ごと買って、包丁を入れるときの快感は、いのちにふれる喜び。白菜も、大根も、とうがんも、キャベツも丸ごと買って、「いのちを、おいしくいただきます」