シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
2014年7月24日
東北の旅③盛岡

 

盛岡城跡とそばを流れる中津川を中心に、
こじんまりとした静かな古い町並みを守る盛岡。

川には釣り人のどかな風景を眺めながら、一日散策を楽しみました。

 

 

朝9時前にはお店が開く、老舗「ござ九」

 

 

籠、竹製品など昔ながらの生活雑貨がいっぱい。

北国らしく、雪靴もありました。

竹のスプーンと水鉄砲、ござ九オリジナルの手ぬぐいを買いました。

 

 

お向かいは、染め物屋さん。

日本の伝統色である茜と紫根が専門、

とくに紫根染は日本で、ここ1軒のみです。

中に入っていろいろ話を聞かせて頂きました。

 

 

華やかだけれども品のある茜色の着物、

買いたい気持ちを抑えるのに苦労しました。

 

 

駄菓子屋「関口屋」さんの、はっか糖。

今は希少な日本はっかを使って昔ながらの味を守っておられます。

「このご時世、守っていくのはなかなか大変で」という言葉に、

変わる時代に、変わらぬもの作りをしていくことの難しさを感じます。
東北の駄菓子は、食べ物がなくなる雪深い冬のための
保存食として作られてきたものです。

 

 

こちらは長沢屋の黄精飴。

ユリ科の多年草から抽出する漢方薬
「黄精」を加えた小さな求肥餅で、1個40円。

 

 

開店前の醤油屋さんの店先、ベンチに地元のお年寄り。

店が開いて、入ってみるとさまざまな調味料が並んでいました。

ここでも、東北の食の懐の広さを感じました。

 

 

そして、ずっと訪れたいと思い続けていた「光原社」。

宮沢賢治のはじめての本「注文の多い料理店」が生まれた場所で、

いまはcafeを併設した日本の工芸品を扱う店となっています。
オーナーは、宮沢賢治と同窓で、憲治の人柄の惚れ込み
赤字覚悟で「注文の多い料理店」を出版。

まだ無名だった賢治の本は売れなかったけれど、

ゆっくりと、美しいものを育て、暮らす

賢治のイートハヴの精神は、
光原社の信念となって今もここに生き続けています。

 

賢治の本を、もう一度読んでみようと思いました。

 

 

盛岡を町を散策の後は、いよいよ

旅のメインイベント「庄内の在来野菜ツアー」へ。

 また、あした。

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