なんとなくブルーな気持ちを吹っきるために、歩きに出た。 いつもならば橋のたもとを折り返すのに、 川沿いの道をそのまま歩き続ける。 歩き続けて横川の高架下の裏道まで来ると、地蔵様。 清められ、花が供えられ、線香まで用意されており 町の人に大事にされているのがよく分かる。 思わずしゃがみ込んで手を合わせ、 よそ者ながら、願いごとをひとつ。