シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
笑顔がある、驚きがある、発見がある、楽しく生きるための「食」を 農家さんやお店やメーカーさんや生活者の方々とご一緒に。
2013年12月22日

 

世界遺産に登録されている広島の厳島(宮島)。

古くは神の島とされ、田畑を耕すことは禁じられていました。

しかし、戦後の食糧難のなかにあって、
土地の一部を開墾して田畑を作ることを叶えた人がいました。
それが、石工の中岡氏。
1946年、中岡氏が開墾を始めたのは
観光地の賑わいをみせる厳島神社のある表舞台から
山を越えた裏側、
大砂利という地名の通り、掘ればゴロゴロ石が出てきた
と言います。
土の中から出てきた岩を積み上げては石垣を作り、
大変な作業の末に段々畑にしてようやく季節の野菜が実りました。
そして今、宮島の歴史を刻むこの畑を若い夫婦が
引き継いでいると聞きました。
中岡氏の開墾の精神を受け継ぎ育てたいという山本さん夫妻です。
農園の名も「中岡農園」、
神の島にふさわしい自然農法、
落ち葉や枯葉、そこを住処とする虫や微生物の力で育つ野菜たち、

島の人たちからは「新鮮な野菜が食べられる」と喜ばれているそうです。
そして、多種多様な生き物が集まる場所になればいい・・
という山本さんの思い。美しい農の姿です。

 

「中岡農園」で検索→ブログ、faceBook



2013年11月18日

 

昨日は、野菜ソムリエコミュニティ広島主催の「食と農の交流会」に参加。
広島市沼田町吉山地区農家さんを訪ねました。

広島市街から車で僅か30~40分、交通至便でありながら
きれいな水と空気に恵まれています。

 

 

それでも、家業(農業)後継者がいない悩みは他の地域と同様。
が、ここを訪れて、風通しの良さと明るさを感じるのは、

新規就農者を積極的に受け入れて農業に活力をつけているからです。

30代の若き農業者たちが、互いに切磋琢磨しながら
ハウス栽培を中心とした作物計画とマーケティングリサーチで
安定的な収益をあげています。

 

 

なかでリーダー的な存在で地域の農業を牽引しているのが、
ルンビニ農園の今田さん(写真左)。
広島菜の栽培で知られる広島市安佐南区で130年続く農家に生まれ、
若い頃には「農業なんて」と反発したものの、
家業が絶えていくことは見過ごせず、農業に従事。

以来、生まれながらに染みついた農魂で、
果敢に農の未来を拓く取り組みをしています。

広島県の農業従事者の平均年齢が70歳になろうかという現状のなかで、
今田さんたち若き農業家の姿が明るい未来を照らしてくれます。

わたしも、野菜のおいしさを伝える野菜ソムリエとして、
彼らのそばに立ち、彼らが誠心誠意を込めて作る野菜を、
広く紹介し、野菜をもっと豊かにおいしく食べる生活の
案内人をつとめていきたいと、あたらめて思った一日でした。

 

 

そして、今朝は、ルンビニ農園で頂いた小松菜でジュース。
小松菜、豆乳、バナナ、リンゴの配合。

 

 




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