青い豆の季節です。絹さや、スナップエンドウ、空豆、そしてぶんどう豆。
畑を持っておられる方から、穫れたてをどっさりいただいたので、さっそく豆仕事。
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グリーンピースは苦手という方、けっこう多いようです。
でも、それは美味しいグリーンピースを食べたことがないからだと
思います。
青い豆は鮮度が命です。
そして実の鮮度はサヤに守られています。
新鮮な豆は、サヤをむくと手が湿り、青い香りがします。
十分に水分を保持しているからです。
これが、青い豆のおいしさです。
長い時間を経て店頭にあがったり、
サヤから実を出してパック詰めにされたり、
冷凍にされてしまっては、風味は損なわれてしまいます。
ぜひサヤの状態で売られている鮮度の高いものを探してください。
サヤをむいて実を食べる品種は、エンドウ豆。
広島では「ぶんどう豆」と呼びます。
なかに8~10個実が入っており、
これを分銅(はかりのおもり)の代わりに使ったから
この名がついたと言われます。
グリーンピースは豆の品種名ではなく、
エンドウ豆のまだ実が青い状態(実エンドウ)
を言います。
作ってみましょう! 「グリーンピースの塩ゆで」
色よく、皮がシワにならない茹で方を知っておきましょう。
材料
グリーンピース 500g
塩 小さじ1
水 800cc
①サヤから実を取り出す(サヤをひねって裂くと取り出しやすくなります)
②①に分量の塩をまぶす(アクが抜けて色あざやかに茹で上がります)
③鍋に分量の水を入れて沸騰させ、②の豆を約2分茹でる。
④火を止めて、そのまま冷ます(急に冷やすと豆にシワがよります)
※保存は、ゆで汁ごと保存容器に入れて冷蔵庫へ。