シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
2014年5月18日
ぶんどう豆

 

青い豆の季節です。絹さや、スナップエンドウ、空豆、そしてぶんどう豆。
畑を持っておられる方から、穫れたてをどっさりいただいたので、さっそく豆仕事。

グリーンピースは苦手という方、けっこう多いようです。

でも、それは美味しいグリーンピースを食べたことがないからだと

思います。

青い豆は鮮度が命です。
そして実の鮮度はサヤに守られています。

新鮮な豆は、サヤをむくと手が湿り、青い香りがします。
十分に水分を保持しているからです。

これが、青い豆のおいしさです。

長い時間を経て店頭にあがったり、

サヤから実を出してパック詰めにされたり、
冷凍にされてしまっては、風味は損なわれてしまいます。

ぜひサヤの状態で売られている鮮度の高いものを探してください。

 

サヤをむいて実を食べる品種は、エンドウ豆。
広島では「ぶんどう豆」と呼びます。

なかに8~10個実が入っており、

これを分銅(はかりのおもり)の代わりに使ったから

この名がついたと言われます。

グリーンピースは豆の品種名ではなく、

エンドウ豆のまだ実が青い状態(実エンドウ)
を言います。

作ってみましょう! 「グリーンピースの塩ゆで」

色よく、皮がシワにならない茹で方を知っておきましょう。

 

材料 

グリーンピース 500g

塩  小さじ1 

水 800cc

 

①サヤから実を取り出す(サヤをひねって裂くと取り出しやすくなります)

②①に分量の塩をまぶす(アクが抜けて色あざやかに茹で上がります)

③鍋に分量の水を入れて沸騰させ、②の豆を約2分茹でる。

④火を止めて、そのまま冷ます(急に冷やすと豆にシワがよります)

※保存は、ゆで汁ごと保存容器に入れて冷蔵庫へ。

 

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