シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
2010年5月15日

 

日本の伝統的な色名に「なす紺」がありますが、まさにその色。

旬にはまだ早く、ハウスものですが
あまりに新鮮できれいだったので買い物かごに入れました。
生で食べられる水なすです。

 

もとは泉州岸和田の特産で漬けもの用ですが、

皮も実もやわらかく、甘みがあるのでサラダで食べられます。
サクッ!とした、みずみずしい食感はとても新鮮。
昔は、畑仕事の最中にのどが乾いたら
水なすで水分を補ったといわれるほどですから。
さて、料理して。
みずみずしいおいしさに感動しながらも、
でもやはり、このひんやりとしたおいしさは夏のものだなと感じました。
からだはとても正直。

汗ばむカラダにおいしいサラダを味わうには、
まだちょっと気温が低すぎました。

からだが欲するものが「旬」ともいえましょう。 

 

作ってみました! 「水もしたたるいいサラダ」

 

①洗った水なすを手でちぎり(面白いほどサクサクちぎれます)、

 軽く塩でもみ、ビネガーを少々ふる。

②赤じくほうれんそう、チシャ、プチトマトを食べすい大きさに切る。

③材料の野菜を合わせ、オリーブオイルと塩コショウであじつけ。

④カッテージチーズを加えて出来上がり。

※野菜は好みで。くるみなどナッツを入れてもおいしいです。

 

 

 

街角ギャラリー「かもめのばあば」さんで開かれた赤い展覧会。

広島カープの健闘を祈っての企画展です。
赤をテーマに作家さんたちの絵や手工芸品が集う中、
わたしも軽いノリで作ったぬいぐるみの「赤うさぎ」人形を出品。
早々に売れてしまって、空いた壁がさびしいと、
オーナーの娘さんが赤いヒモで遊んだのが、ホラこれ。
わたしが作った人形もかわいかったけれど、これもかわいい! 
気をよくして、うさぎ人形作家になるよ!と本日宣言。

※「カモメのばあば」HPはリンクのページにあります。

 

2010年5月13日

 

天候不順で野菜の高値が続くなか、主婦のため息を浴びてスーパーの野菜はしょんぼり。

一方、JAの野菜市はそんなことおかまいなしにマイペース。
日がな頭を垂れて土にむかう農家の方の姿そのまま、健やかで値段も謙虚です。

 

農家の方が直に持ち込む野菜が並ぶ中で見つけたのが「葉ごぼう」。
若ごぼうとも呼ばれる、春の野菜です。

ふきに似ていますが、もっとやわらかい感じ。
昨年も野菜市で見かけましたが、調理するのは今回がはじめて。

春の野菜は味は淡白ですがアクが強いので、

まずは茹でて水にさらすところからスタート。
出来上がって、さて、どんな味?

皿に盛る間を待てず、菜箸でつまみ食い。

正直言って、そんなにおいしいものじゃありません。
でも、春のあたたかな土の香りを体で味わうという
何にも代えがたい楽しみがあります。

 

作ってみました! 「葉ごぼうの甘辛きんぴら」

 

①茎の部分を茹でて、水にさらす。

②食べやすい長さに切り、ごま油を熱したフライパンで炒める。

③火が通ったら酒、砂糖、しょうゆで味をつけ、七味唐辛子をふって

 混ぜ合わせて火を止める。

④すりごまを振って出来上がり。

※水にさらし過ぎるとアクが抜けすぎるのでご注意。春の野菜のアクは

 解毒作用で体内をきれいにし、代謝を活発にしてくれます。

 

■幸せのオマケ

 

きょう、ウン回目の誕生日。
南の庭のエゴの木の下で、白い花を浴びながら、

うつくしい五月に生まれた幸せを感じます。

そして、大好きなひとと一緒にごはんを食べる幸せ、

神さまがくださった何よりのおくりもの。

 
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