秋の雲と夏の雲が混在する、9月の終わり。
そば畑に咲く花を見に出かけました。
庄原市一木町の営農集団の手によって休耕田で栽培されています。
全国に増えていく休耕田。
他県ではひまわりやヨモギなどを植える地区もあると聞きます。
里山の景観を守る意味でも、よい試みですね。
蓼(たで)科、白い可憐な花です。
そばの実は黒色の三角形、中は白い粉だそうです。
枕に入れる「ソバ殻」は、中の白い粉を取った後の殻。
実を結び、新蕎麦が楽しめるのは11月の頃。
蕎麦はまだ 花でもてなす 山路かな (松尾芭蕉)
まさに、花でもてなされた一日。
車を止めて見れば、コスモスに赤とんぼ。
里山は、すっかり秋でした。