シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
2010年9月18日
地下7百メートルの人たち

bisuketto1

 

すてきな母娘がいるマノスへ。

マノスがスペイン語で「手」の意味であることから親近感を持ち、

今ではすっかり仲良し。とても良いものがセレクトとされた雑貨&ギャラリー。

一昨日は、カウンターにおいしそうなパッケージ。

「あ、ベジタブル・ビスケットだ!」よく見ると、ベリタブル。

「なんでも野菜につながっちゃうんですね」「あはは!」

フランスのポピュラーなビスケットですって。

 

 bisuketto2

 

そして今朝、フランスのビスケットを食べながら、ふと思い出しました。

チリのあの人たち、どうしてるんだろう。チリの北部の鉱山の落盤事故で、

地下7百メートルに閉じ込められてしまった33名です。

下界との連絡はわずか10センチの穴1本。

この穴を通じて食料や薬、家族からの手紙が届けられ、電話もつながっているといいます。

しっかし、閉所恐怖症のうさぎだったら3日ともたないだろうなぁ。

想像するだけで呼吸が止まりそうそうです。

NASAのメンタルケアの専門家がカウンセリングを行っているといいますが、

青い地球を見ることのできる国際宇宙ステーションと暗黒の地下では閉塞感に大きな隔たりがあるでしょう。

当初工期4ヶ月といわれた救出用の穴の開通が、2ヶ月に短縮されたとはいえ、

想像を絶する過酷なサバイバル。

穴の直径は70センチ、それより体が大きなひとは脱出不可能という問題も。

やっと出られる、とうれし涙を流した後に「出られない」となったら、どうなっちゃうんだろ。

日本の真裏にある国の33名の無事を祈るのみです。

ビスケット、3枚目。おいしいです。

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