庭の樹の下に、たんぽぽ。
根を張らぬうちに抜いたほうが良いのでしょうが、
春ですよ♪ と歌っているようでしばらく、このままにしておきましょう。
たんぽぽ、なんてかわいい響き。
フランスでは「ライオンの歯」と呼ぶみたいですが、
根を地下1メートルにも伸ばす逞しさを思うと、うなずけます。
伊丹十三の映画にも「たんぽぽ」という傑作があります。
ひとりの女性がラーメン屋を開くまでのお話。
貧しいながらも温かな食事風景に、古伊万里の器が使われていたのが印象的でした。
伊丹十三の美意識でしょう。
それにしても、早春には生命の輝きを感じさせてくれる黄色の花が多いですね。
天地創造の神さまは、名プロジューサー。