野菜ソムリエのNさんが料理長を務めるホテルのランチへ。
野菜をこよなく愛するNさんが作る味はとてもやさしい。
サラダの中に、ひげ根がついたままの
青ネギを見つけたときには、
心地よいシンパシーを感じました。
野菜が好きになると、棄てるところなく
すべてを食べきってやりたいと思います。
「あなたのすべてを・・・」なんて愛のセリフがありますが、
まさに、その心境。
前菜の中にトマト四種の盛り合わせ。
手前の茶色はストロベリートマト、
厳密に言うとトマトではなく、食用ほおづき。
はじめて口にしました。
形はまったくほおづきのミニチュア、
口のなかでプチンとはじけて淡い甘さが広がります。
それにしても、鮮やかなビタミンカラー。
野菜がもつ美しさを存分に生かした料理にブラボー!
食べるのに心うばわれて、
この後の料理は写真をとるのも忘れてしまいました。
根野菜を水と塩だけで煮込んだスープは、
土で育った野菜の野生の味がしました。
この日の夕食後のデザートは、安納いも。
先日遊びに行ったKくんの農園で、
その場で掘ってもらったものです。
九州種子島から鹿児島あたりの特産で、
火を通すと鮮やかな黄金色になり、
お菓子のように甘くやわらかくなります。
毎日、野菜が主食で、副食で、おやつ!
からだのなかも、冷蔵庫のなかも野菜でいっぱい。
少々の風邪はニンニク入りの野菜スープと
しょうが湯で治しちゃいます。
まさにビタミン・カラーな毎日です。