緑陰で、読書。
森林文化について書かれた良書で、
宗教と自然の関わりについても述べられています。
荒地にキリスト教が生まれ、
戦いなしには生きられぬ砂漠地帯の人々を
イスラム教の厳しい戒律が治め、そして
水と実りをもたらす緑の森に恵まれる
豊饒の国にっぽんには、
手を合わせるもの者すべてを赦し救い
浄土へと導く仏教が伝わります。
青々とした緑の匂いにつつまれていると、
慈悲というようなものを素直に実感。
市内から小一時間走れば、
木漏れ日のなか。
優しく大きなものに包まれて、
頁をめくりつつ、まどろむ休日の午後です。