シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
2009年7月20日
アートな人々



八本松から福富町へ車でアートを訪ねるツアー。
まずは八本松の鉄作家、ゼロ・ヒガシダさんの工房へ。
奥様が運営のレストラン「アナスタシア」の隣にあります。



工房で現在制作中の「海の妖精」は、
ステンレス製で、重さ約200kg。
泡のように海に生まれては消えてゆく生命体を表現。
手の平にのるほどの小さな試作品でイメージを固め、
クレーンで吊るほどの大作に仕上げます。
火花が散る制作風景はまるで鉄工場、
感性と同じくらいに体力が必要みたいです。
ゼロさんの体、きれいな筋肉質。
作品を見せて頂いた後、アナスタシアでランチ。
コーヒーの味は格別です。



次は陶芸作家井手原さんの「アナサジ」へ。
アナサジとはアメリカ原住民が住む土地の名前。
かの土地にインスパイされたという作品群は、
なるほど土俗的。
自然のなかに置くと生命が宿るかのようです。
アトリエの片隅にあった家の形。お墓にいいね、と話していたら
実際にお墓の注文も来ているとのこと。




のどかな田舎道を走り、
豊栄町の「トムミルクファーム十夢」でおやつタイム。
観光バスも乗りつけるほどの賑わい。
絞りたての牛乳で作ったミルクジェラードが人気です。
仲間の皆がミルクジェラードを注文する横で、
うさぎだけ季節限定のトマトジェラード。
どこへ行っても、まず野菜。
裏の牛舎は「育ちざかり」「産前」「産後」に分けられ、
産後の牛たちは1日たっぷり30kgのミルクを出すそうです。
産前の牛グループは出産に備えてひたすら干し草を食べてました。
裏庭には、みごとなキウイの棚がありました。



アナサジで買った「はにわ」、かわいいでしょ?
包みの新聞紙がやけに黄ばんでいるなと、
見たら2003年の中国新聞。
世俗を離れて暮らす井手原さんらしい。
小さな虫が一匹這い出しました。実にプリミティブです。

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