30代、袋町に仕事場を持っていた頃
お昼を食べに通った店がありました。
本通り裏筋の小さなビルに、
隠れ家のようにあった「茶の間」。
20年ぶり、カフェ&バーになっていました。
商売気のない感じはそのまま、
小さな木の看板も、
知る人ぞ知るって感じも好ましい。
「agio」とはイタリア語で、
憩うという意。
壁に掛った「いつのひにか」は、オーナーの兄上の書。
眺めて、胸にさびしく響きます。
叶わぬ思いが、そのあとに続きそうで。
午後3時から午後12時まで、
珈琲と紅茶とお酒だけ。
友達と珈琲一杯で長々とお喋り。
席を立つと愛犬ノーベル君が帰るな!と鳴きます。
教えたくない場所、でも黙っていられない性分。
住所と電話番号は内緒。
星ビルの並びです、探してください。