よく晴れた春の朝、1本の山桜がやってきました。
この日、目覚ましをかけて5時半起き。
写真と手紙でしか知らない恋人とはじめて会うかのように、
見えてきたトラックにドキドキ。この日を待ちかねての対面です。
昨春、栃木県から千㎞を旅してランテックさんの圃場へ。
そして広島の土地に少しは馴染んだ2年目の春、
「わたしの樹」になりました。
朝起きてカーテンを開けると枝が見えます。
夜散歩から帰ると「おかえり」と迎えてくれます。
これから一緒に夜ごと月を見上げ、
変わりゆく季節を暮らします。
そしてなにより、春には花を咲かせて
また新しく巡り来る一年を教えてくれるのです。
一年、また一年が、こころゆくものでありますように。
見守っていて、ほしい。
10日頃から開花、会いにきてください。