農業関係のイベントお呼びいただいて嬉しいことは、
ひたむきに農と向き合っておられる方と知り合えること。
先日も益田市「食と農フェア」で基調講演後、
真砂地区で豆腐を作っておられる方と知り合えました。
ちょっと待ってねと会場を飛び出し、
手にかかえて来られたのは〈浜田でとれた天然の苦汁と
地場の無農薬大豆で作った〉もめん豆腐。
しかも昔ながらの釜炊きで木枠に流し込むという手間のかかる仕事。
すべてを島根産でという思い。
「このままいけば、この製法も10年後には消滅してしまいます」といいます。
良い仕事が継承されていくために、
できる限りの応援をしていきたいと思います。
今夜、その味をしっかり捉えることが出来るよう、
昆布だしに醤油だけの汁でいただきました。
口のなかにひろがる大豆の風味、
これが豆腐だと納得できる味でした。