何年か前、モロッコの旧市街を歩いていたときのこと。
職人が店先で鍋を繕う場に出くわしました。
直しては使う、だいじに使う。日本ではめったに見ぬ風景でした。
そして、つい先日のこと。
つつましくも豊かであった昭和の時代。
そして、つい先日、雑誌に良い記事を見つけました。
「繕いもの、おうけします」by橋のした
洋服・靴下などの穴ぼこ、虫食い、ほつれ、すりきれなどを
それは可愛く繕われています。
そういえば、小学生の頃まで穴のあいたソックスは、
母親が繕ってくれていました。
姉が着ていた手編みのカーデガンは、わたしのベストになり、
やがて毛糸のパンツになって長い役目を終えました。
少ないもので豊かに暮らす、少ないものをだいじにながく使う。
季節は、春。
持ち物を整理しようと思い立ちました。
「橋のした」はhttp://hasinosita.exblog.jp/profile/
※掲載の写真は、こちらのHPから借用しました。