徳島県三好市の東祖谷、日本三大秘境と呼ばれる落合集落近くにある
古民家に泊まってきました。
日本の里山の原風景を残そうという活動の一環、
「ちいやトラスト」。
キッチン付素泊まりで1人13.000円、
囲炉裏で火もおこせます。
TVも電話もなかった頃の静かな暮らし、
最小限でまかなう豊かさを味わうことができます。
現在、京都府亀岡市に居を構えるアレックス・カーさんは、
日本の古民家再生事業の第一人者ともいえる。
日本の古き良き文化を継承したいという思いは、
幼心に見ていた風景が強く影響しているようだ。
アメリカ人のアレックス・カーさんは1964年に来日。
父親が海軍の弁護士で、横浜に住んでいた。
母が「なでしこ会」という夫人倶楽部に入っており、
そこで月1回、誰かの家を訪れていた。
母親に連れられて、大きなお屋敷に遊びに行っていたアレックス少年。
「玄関は素晴らしい構え。家に入るかと思えば、いきなりは入らない。
待合、第一の間、第二の間、そして廊下があり、
やっと奥座敷に進む。庭越しに離れや茶室が見える。
ふすまや障子の開け閉めによって空間の流れが生まれる。
そういうものが子ども心に大好きでしたね」
日本人でもなかなかできないようなことを体験し、
しかもその初期衝動を大人になるまで持ち続けている。
日本の伝統を受け継ごうという想いの原点だ。
(マガジンハイス コロカルより抜粋)
http://colocal.jp/topics/rebirth-project/earthradio/20130308_16102.html