倉橋島の「お宝トマト」さんを訪問。
全長100メートルのハウス内に約1,700本のトマトが育つ様は圧巻です。
一つ枝に玉を4つだけ残して、
ひとつひとつのトマトに十分栄養を行き渡らせる摘果作業、
付け根の緑(グリーンバック)が濃いほど
味の良いトマトになるのだそうです。
古くから倉橋島で農業を営む由元さんの初代が、
「ハウス桃太郎」という品種を試験番号の段階から栽培。
お宝トマトのブランドで味を磨き続けて、
現在は二代目と三代目が栽培をされています。
広島ではおいしさに定評あるハウストマト、
ただ甘いだけではない濃厚な味は、
長年培われたハウス栽培技術の結晶です。
瀬戸内海のミネラル分と塩分を含む地下水、
葉の裏に噴霧する海藻肥料、
米ぬかや大豆粉を麹で発酵させた手作りの追肥などを使用。
「人間と同じ、いいものを食べさせたトマトは健康で病気知らず。
味もとびきり。手間を惜しまず時間をいいものを作っていこうという気概が大事」
きっぱりと言い切る由元さんの表情に、
もの作りは人柄であることを再認識します。
息子さんの洋平さんの発案でオーナー制がスタート。
かねてより、わたしも大ファンなので、早速オーナーに。
まずは、美味しさがピークを迎える3月に、
オーナー木の実りが収穫されて送られてきます。
収穫が終盤を迎える6月には、ハウス内のトマトを取り放題。
これも楽しみです。
昨日は、おみやげに
ハウス内で熟し始めたものを、
じぶんの手で収穫させていただけました。