一昨日のこと、女友達が集まってお喋り。
広島の地元デパート福屋のカルティエで
15カラットのダイヤモンドの指輪が6億円で売られていたそうです。
もっともその後パリのカルテェ本店に戻されたというから、
買う人いなかったんですね。
ちなみにカルティエのカットはキラキラ光るブリリアンカットではなく、
鈍く光る独自のカット。どこまでも粋だなぁ。
と、そんな話しが出たのも、
シチリアの旅の話のネタに写真のコレを持っていったから。
コレとは、和名「いなご豆」。
空豆と同じくらいの大きさのサヤで、大きな常緑樹の実。
熟すと赤くなり、サヤごとボリボリかじって食べます。
サヤには糖分が含まれているので、菓子の材料にもなるとか。
地中海、アフリカ原産で、サトウキビがなかった古代には
砂糖の代わりにこれが用いられたといいます。
そして、サヤのなかの種はどれも均一の重さで、
その昔秤の分銅の働きをしたということです。
乾燥した種の重さは1カラット0.2g(カラットはギリシャ語)、
これがダイヤモンドの重さを表す「カラット」の単位となったということです。
シチリア島のラグーサという町の食料品店でコレをみつけたときには、
思わず野菜の神さまアリガトウとつぶやきました。
シチリアを訪ねなければきっと出合うこともなかった農産物、
だから旅はやめられません。
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よく食べ、喋り、いろんなものに見て触れた一年でした。
思いは早、次の旅プランへ。ハロン湾の船上でベトナム料理を習おうかと。
新しい年へ軽やかにステップ、
2014年のラスト・ダンスを、あなたと!