この旅で、いちばん印象に残っている「食」が
シチリア島ラグーサの市場の食料品店、
その店先で作っていたバケットサンドイッチです。
店で売られているハムとチーズ、
市場にあるトマトやレタス、キャベツをふんだんに使い、
極めつけはレモンの皮を刻んで挟み込むという地中海式。
ホー、とその手際を眺めていたら、
そばのマダムが「この店はねニューヨークタイムスにも載ったのよ」。
へー、と感心しながら「チーズがおいしそう!」と言ったら、
バケットを作っていたご主人がクリームチーズを1個丸ごと
切って試食をさせてくださいました。
そのおいしいこと!
気前のよい素敵なご主人のお顔、写真撮ったのですが、
撮ったスマホをシチリア島のレストランに置き忘れて帰国したので
残念ながらご紹介ができません~。
列に並んでバケットを1個作ってもらいました。
ほら、具が豪快でしょう?
ハーブの香りもきいていました。
店先では、こんな粋なランチ風景も。
野菜とハムとチーズの盛り合わせをつまみながら赤ワイン。
立ち飲みも、こんなにオシャレならいいですね。
気取らない、太陽の下で人生を、食べることを楽しむ。
食べて、歌って、恋をする。
イタリアらしい風景がそこにありました。
さて、旅のレポートも終盤、今年もあと1日。
あした、ちょっと変わった産物をご紹介して終わりにしますね、チャオ!