試験とセミナー受講のため、東京へ。
旅費と宿泊費を投じて行くので、いつも予定にプラスαを加えます。
このたびは、これを食べたくて馬喰町の「ART+EAT」へ。
レバノン料理を出すカフェです。
生涯訪れることはないだろう中東の小さな国を、
舌で味わってみたいと思いました。
選んだのは「レバノンプレート」。
ホモス(ひよこ豆のディップ)とババガヌーシュ(焼きなすのディップ)と、
ラバン(ヨーグルトチーズのディップ)とピタパン。
野菜とディップをピタパンに挟んで食べます。
ディップには濃厚な練りゴマが使われていました。
とんでもない量のナスが収穫される中東では、
ナスを「貧乏人のキャビア」と呼ぶのだと
玉村豊男さんのエッセイで読んだ記憶があります。
南仏地中海を旅したときに食べたディップを思い出しもしました。
どこかで新しい味に出合うたび、
さまざまな食の記憶がパズルのように組み合わさる、
それがとても楽しい作業です。
食後は奥能登の塩サイダー。
塩飴なめながらサイダー飲んでるような味でした。