今年も集めました、台所のかぼちゃコレクション。
さぁ、みんないい顔してよ、と記念撮影です。
どうです、セザンヌの絵のようではありませんか。
むかって右から、ひょうたん型はポタージュにするとおいしいバターナッツ、
ごぼごぼのラグビーボール型はロロン、
深緑色のおちびさんはホクホクおいしい坊ちゃんかぼちゃ、
可愛い黄色はプッチーニ、後方と手前の首長は、鶴首カボチャ。
そして左端は、極粉質の恋するマロン。
かぼちゃだけでもこれだけの種類が揃う野菜、
楽しみは尽きません。
これは、昨年入手した日本かぼちゃ。
大きい、皮がかたくて調理しずらいなどの理由で、
いまや市場から姿を消してしまってさびしいかぎりです。
現在日本で栽培されているカボチャを分類すると
「日本かぼちゃ」「西洋かぼちゃ」「ペポかぼちゃ」の3種類。
日本かぼちゃは粘質でねっとりしていて、しょうゆとの相性がよく、日本料理に向きます。
40年ほど前までは市場の主流でしたが、
食生活の洋風化とともに生産も少なくなったといいます。
現在はほとんどが調理法の多い西洋かぼちゃ(1枚目の写真にあるもの)。
ペポかぼちゃは、おもちゃカボチャとも呼ばれ形や模様が可愛いのが特徴。
1枚目の写真にあるプッチーニやズキーニもこの仲間です。
市場やスーパーで、ちょっと珍しい野菜をみかけたら、
ぜひ買って調理にチャレンジしてみてくださいね。
思わぬ嬉しい発見もあるはずです。