シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
2014年3月6日
スリランカ食紀行 ②農業~お米の国

 

スリランカに着いて、はじめての食事。

サラダの中から得たいの知れない野菜を一品選んで食べてみたら、
これがおいしい!
なに? と言ったらレストランの給仕さんが

持ってきてくれました。

スネークキング(へびうり)という野菜で、全長1メール超。
本当にヘビのように長い。


 

これをこまかく刻み、ココナッツの果肉と
ライムの果汁で和えてありました。

この味で、いっぺんにスリランカが好きになりました。

 

 

 

国じゅう、至るところに田んぼが広がっています。

1日三度カレーを食べるスリランカは、米の国。
二期作で、3月の終わりと8月の終わりに収穫されます。

背の高いココナッツの葉で葺いた屋根、何だと思いますか。
野生の象の見張り台、

畑の作物を荒らしにくる象をみつけ、
爆竹のような音で脅して追い払うのだとか。

 

 

長い乾期に備えて、広大なため池が各地に作られています。

自然の河か湖のような広さ、
歴代の王様がそれぞれ十数年の歳月をかけて
作らせたといいます。

 

 

ガイドさんの知り合いを頼って、農家さんを訪ねました。

ここでも、農業では生活が立ちにくいのが現状。

政府の手厚い保護がない限り、どこの国でも

きつい労働の割に利益が薄い農業はは大変です。

 

レストランで食べて、おいしさに感激したスネークキングも育っていました。

 

 

スリランカの正月は、新米を収穫し終えた4月12日、
まずは新米を寺に供え、それから国民が一斉に家で
ミルクライスを作る「アウルッダ」という行事があります。

同時刻に台所のガスをつけ、作り始めるのだそうです。

自然の恵みに感謝して、米で正月菓子も作られます。

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