スリランカに着いて、はじめての食事。
サラダの中から得たいの知れない野菜を一品選んで食べてみたら、
これがおいしい!
なに? と言ったらレストランの給仕さんが
持ってきてくれました。
スネークキング(へびうり)という野菜で、全長1メール超。
本当にヘビのように長い。
これをこまかく刻み、ココナッツの果肉と
ライムの果汁で和えてありました。
この味で、いっぺんにスリランカが好きになりました。
国じゅう、至るところに田んぼが広がっています。
1日三度カレーを食べるスリランカは、米の国。
二期作で、3月の終わりと8月の終わりに収穫されます。
背の高いココナッツの葉で葺いた屋根、何だと思いますか。
野生の象の見張り台、
畑の作物を荒らしにくる象をみつけ、
爆竹のような音で脅して追い払うのだとか。
長い乾期に備えて、広大なため池が各地に作られています。
自然の河か湖のような広さ、
歴代の王様がそれぞれ十数年の歳月をかけて
作らせたといいます。
ガイドさんの知り合いを頼って、農家さんを訪ねました。
ここでも、農業では生活が立ちにくいのが現状。
政府の手厚い保護がない限り、どこの国でも
きつい労働の割に利益が薄い農業はは大変です。
レストランで食べて、おいしさに感激したスネークキングも育っていました。
スリランカの正月は、新米を収穫し終えた4月12日、
まずは新米を寺に供え、それから国民が一斉に家で
ミルクライスを作る「アウルッダ」という行事があります。
同時刻に台所のガスをつけ、作り始めるのだそうです。
自然の恵みに感謝して、米で正月菓子も作られます。