シニア野菜ソムリエ花井綾美と「広島の大地の旬」をいただきましょう
2013年10月4日
南仏食の旅 その1「仕事の流儀」

 

「生活芸術」とも称される、フランス人の暮らしを楽しむ術には
この国を訪れるたび舌を巻きます。
1日5時間働き、昼の食事に2時間をかけるともいう
そんなフランスの生活にふれたくて、
このたびは南フランスへ。
9月25日から10月3日まで、
レンタカーと列車で旅してきました。

 

 

忙しさをふりきって旅支度をしながら「仕事って何だろう」と
考えながら飛行機に乗り込んた、このたびの旅。
その答えをくださったのが写真のモーリス・ルポランティーさんです。

 


モーリスさんは、
ピーター・メイルの小説「プロバンスの12ヶ月」にも登場した
小さなレストランのオーナーシェフ。
小説で世界的に有名にまった今も変わらず、
美しく静かな村はずれの小さなレストランで料理を作り続けておられます。
店内には大好きな馬の絵と写真がところ狭しと飾られ、

店の裏には愛馬と、馬車のコレクション。
仕事と暮らしと好きなことを区別しない、オール込みの日々。
焦らない、欲張らない、力を入れない、でもすべてにおいて誠実に大切に。
その潔さよさ、きもちよさを肌で感じ、
これからの仕事を照すあかりをみつけたことが、
旅のなにより大きな収穫でした。


 

 

中に入ったら、ちょうどスタッフのランチタイム。

日本から来ました、というと笑顔で迎えてくださいました。

 

 

レストランのなか、モーリスさんの愛犬がくつろいでいました。
日本ではありえない光景ですが、
狩猟生活のなかで犬とともに暮らしてきたヨーロッパでは

いたるところでこうした光景をみかけます。

  

 

この店定番メニューの前菜。
黒オリーブにアンチョビとオリーブオイルを加えて
ピュレ状にしたタプナード、
マヨネーズににんにくとオリーブオイルを加えた
にんじんのアイオリソースなど

伝統的なブロヴァンス料理です。

 

うさぎ肉の煮込み、白身魚のレモンソース煮。
どれも、素朴であたたかな味。
ホテルとレストランの食事代がやたら高いフランスで、
おなかいっぱい食べて、4人分60€(約8400円)という値段にも
驚かされました。

 

 

モーリスさんの仕事部屋。
趣味のコレクションと調理道具がいっしょくた。

 

 

 裏庭では、かぼちゃが育っていました。

 

 

 私たちが食事を終えたら、
モーリスさんは店の裏にいる愛馬に馬車を繋いで、
馬車で散歩の用意。

馬をこよなく愛し、写真左の石造りの建物に収まった
馬車のコレクションもすばらしいものでした。
手招きされるので、行ってみたら

「馬は日本語でなんというんだ?」と、紙をさし出されました。
馬、うま、ウマと赤のマーカーで書いたら

ふーん、と眺めておられました。

 

 

馬車で先に行くモーリスさんを、
われわれの車で追い抜きざまに撮った一枚。

いい笑顔、 愛犬もしあわせです。

旅のベスト・ショットです。

 

旅のレポートは、明日へ続きます。では!

 

 

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