翌日、国際通りの公設市場に出かけ、お肉屋さんで尋ねてみました。
「沖縄の人でも、臭いがダメで食べない人多いから。
生草を食べさせたヤギは臭いね、干草でないと。
それと雌より雄の方が、おいしいかな」
実際にヤギを飼っておられる肉屋さんの話だから確かでしょう。
昔からやぎも、豚も、一頭を分け合って食べてきた沖縄の人たち。
バスやタクシーの運転手も、市場やお店の人も、通りすがりの人も
みんな温かくて、ほっとしました。
バスターミナルでバスを待っていたら、
「巻き寿司、食べる?」
見知らぬ旅の者にも、分け合いの心。