広島市の「ひろしまそだち」野菜アドバイザーの研修で、
エダマメを収穫しました。
かんたんな講義の後、エダマメの栽培ハウスへ。
品種の違う2種類のエダマメを各自5本づつ収穫し、
別棟の作業場で出荷の作業を学びます。
(研修ですから市場には出しません)
1本1本根を切り、葉を落とし、
1粒入りのサヤや傷んだサヤは取り除き、
5本ひと束300グラムにし、袋に入れて一丁上がり。
手間と根気のいる出荷作業を身をもって体験すれば、
小売り価格1束298円の重みを思い知ります。
種をまき、生育し、収穫するまでのコストと時間と売上を
計算すると、農家さんの時給はわずか250円!
コンビニのアルバイトの方がはるかに高給です。
農業を生業としてやっていくことの厳しさはここにも。
それでも作り続ける農家さんの気持ちは、
先祖伝来の田畑が荒れてゆくのを見るにしのびないから。
豊かに実る里山の風景は、日本の宝物です。
種から発芽、葉を出し実をふくらませてゆく野菜、
ここに生の根源があると強く感じます。
その素晴らしさ、大切さを
何とかひとりでも多くの人に伝えたいと思います。
そして、ひとりでも多くの人に
地元の野菜を食べることの幸せを味わってほしい。
遠隔地からトラックで運ばれてくる野菜は、どうしても鮮度が落ちます。
その点、地元の野菜はとれたて。おいしさが違います。