JAの野菜市で見つけた「イタドリ」。タデ科の山菜です。別名スカンボともいい、
その名が示すように、中はスッカラカン(空洞)。そういえば子供の頃、
山でかじったことがあるような・・・ポッキンと手折ってかじってみたら、
酸っぱ~い! でも懐かしい味です。
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若いイタドリは茎が柔らくて水分に富み、そのまま生で食べることができます。
でも酸っぱいです。酸味のもとはシュウ酸。ウェブで調べると
「食べ過ぎるとお腹がいたくなるのでほどほどに」。
薬草のジャンルなのですが、すべては過ぎると毒にもなるということですね。
食べ方は、 茹でてよく水にさらした後、酢味噌和え、ゴマ和え、
酢の物、油炒め、天ぷら、即席漬けなどに。
独特の酸味がくせになるおいしさです。
地方によっては採ったイタドリを小川の流れに1~2日間つけておいてから、
水気をとり塩漬けにして冬場の山菜料理にするともいいます。
せせらぎ、山の収穫・・・思い描くと美しい光景です。
春に山で採るのは新芽、大きくなると、
山でよく見かけるイタドリの木。
へぇ、そうだったんだ。
作ってみましょ! 「イタドリと油揚げの炒めもの」
①イタドリは約1分茹でて水にさらし、皮をむく。
②4~5センチ長さに切ったイタドリと細切りにした油揚げをごま油で炒める。
②みりんとしょうゆ、酒で調味して出来上がり。