春の匂い、畑の土もあたたかくなったような気がします。
畑のすみにいつのまにか居ついたふきが、今年も花を咲かせました。
雨上がりの朝、摘んで台所へはこびます。
ふきのとうは、ふきの花です。
早春の山菜にふくまれるアクと苦みは、せっかくの芽生えを
鳥や動物たちに食べられてしまわないために
植物に生まれながらに備わった防御策。
それを我々にんげんが頂き、冬の間に体内にたまった
毒素を排出するというわけです。
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ふきのとうといえば天ぷらですが、
ふだんあまり揚げ物を好まないわたしは、
ほろ苦さを楽しむ「ふきのとう味噌」を作ってみました。
炊きたてのごはんにのせて、いただきます!
作ってみましょ!「ふきのとう味噌」
材料 ふきのとう8個(30g)、合わせみそ60g、三温糖大さじ3、酒大さじ3
①ふきのとうは濃いめの塩水でサッとゆで、水に取る。
②水を数度かえながらアクを抜く(1時間程度)。
③分量のみそ、三温糖、酒を合わせておく。
③水気をしぼって細かく刻み、サラダ油を熱した鍋で炒める。
④弱火にして③を加えて練るように炒め、ツヤが出たら出来上がり。
※焦げやすいので、ごく弱火で炒めます。